2012年4月30日月曜日

サンインシロカネソウ

サンインシロカネソウと言うそうです。船通山の水場になっている小さな滝で
見付けました。とても小さくて可愛い花です。この時期、水が常に懸るような
場所で探すと猫の目草と一緒によく見掛けます。猫の目草より水を好む様で
いつも水滴を付けているという印象があります。


ニコンD800 マイクロニッコール105mm2倍テレコン 開放 オート ISO800

2012年4月29日日曜日

カタクリ

昨日、約20年ぶりに船通山を訪れました。久方ぶりの再会は私にとってとても喜ばしい
ものでした。以前は保護の対象になってなく、花も少なく、登山者のマナーも悪い、印象
は最悪でした。それが今回は保護も行き届き、花の数も飛躍的に増えて、気持ちのいい
空間に生まれ変わっていました。おかげで楽しい一日を過ごす事が出来ました。


ニコンD800 マイクロニッコール105mm2倍テレコン 開放 オート ISO800

2012年4月28日土曜日

猫の目草

猫の目草の群落が意外なところにありました。打吹公園の小さな枯れ池の一画です。
猫の目草は山地の渓流沿いによく見られるのですが、こんな所で、しかもこんな大群落
は初めて見ました。花の上に落ちた桜の花びらが印象的で、思わず一枚。


ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800

2012年4月27日金曜日

芽吹きとミツバツツジ

久しぶりに黄砂の少ないすっきりした晴天に恵まれたので横田町まで足を伸ばしました。
山ではまだ盛りの山桜が遠近に見えました。その中で、芽吹きの淡い緑とミツバツツジの
鮮やかな朱色に目を奪われました。春の色ですね。


ニコンD800 24-120mm f11 オート ISO800

2012年4月26日木曜日

わたげ

公園の一画でたんぽぽの綿毛が朝陽に輝いていました。近寄ってみると周囲一面が
小さな光で満たされていました。雑草の種子なのでしょうか、その一つ一つが朝陽を
受けて小さな宇宙を見せてくれています。ここにも小さな春がありました。


コンタックスAX マクロプラナー100mmF2.8 開放 オート フジクロームベルビア

2012年4月25日水曜日

代掻き完了

棚田の里ではほぼ代掻きが終わって、田植えの準備を終えた鏡のような水田が拡がっ
ています。山は新緑の淡い緑に彩られ、所々に山桜がやさしい色を見せています。いよ
いよ春本番、山里が最も美しい季節を迎えました。


ニコンD700 80-400mm f11 オート ISO800

2012年4月24日火曜日

山を飾る桜

見えている桜の殆どが山桜です。山桜は花と赤っぽい葉が同時に開きます、遠目には
全体がより赤く見えるので、ソメイヨシノとの区別は容易です。本来、日本人の花見の
対象はこの山桜であったはずです。開花期に個体差があって、一斉に散る事がないの
で開花期が長い事。また、散った後に赤っぽい葉が残るので寂寥感に乏しいなど、散
リ際が潔いというイメージとは、ほど遠いのです。おそらく、明治の中頃、ソメイヨシノが
全国に拡がった後のイメージなのでしょう。山桜には日本人好みの趣があります。


ニコンD800 24-120mm f11 オート ISO800

2012年4月23日月曜日

八重桜

私たちが単に桜と言われてイメージするのは、染井吉野であり、散ってしまったと云って
嘆くのも、やはりソメイヨシノなのです。しかし、これは明治の中頃から全国で植樹されて
広まった結果であり、本来は山桜と共に、この八重桜の方がはるかに古くて、長い歴史
(1000年)があるそうです。遅れて咲いてくれるのは桜ファンにとっては有難い存在で、
その美しさと共に、この花を塩漬けにしていただく桜茶は素晴らしい。


ニコンD700 マイクロ105mm f2.8 オート ISO800

2012年4月22日日曜日

花筏

花筏に出会いたくて打吹公園を訪れました。倉吉の打吹公園は適度な大きさの池が在り、
鯉も泳いでいますので、花筏の風情を楽しむには最適の場所です。この日はまだ雪柳の花
が残っていましたので、前景に取り入れてみました。


ニコンD700 24-120mm f11 オート ISO800

2012年4月21日土曜日

雨の後に

昨夜来の雨の上がった朝、水面の花模様である花筏ではなく、地面に散り敷かれた
花模様を期待して、城山公園に出かけてみました。予想以上の景観に想わず見惚れ
てしまいました。雨の流れた痕跡がそのまま花模様になって、地面の花筏になってい
て、水面の花筏では味わえない広がりと季節を感じました。


ニコンF6 24-120mm f16 オート フジクロームベルビア


2012年4月20日金曜日

春の雨

4月20日ごろから降る雨を穀雨と呼び、二十四節気のうちの6番目に数えられています。
降る雨が大地を潤し万物(穀物)を育む事から、穀雨という文字が選ばれている様です。
雨が小さな波紋作る池のみなもには、若葉の淡い緑が影を落として、一雨ごとに暖かさを
増していく春の雨に趣を加えているようでした。


ニコンF6 80-400mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年4月19日木曜日

花の川

水面も川岸も花びらに埋め尽くされていて、最初に見た時、これが川である事が解りませ
んでした。よく見るとわずかに水が流れている様で、その部分だけ疎らになっていました。
しばらく見惚れているとポツンと椿の赤が! 頭上を見上げると小さな椿の木が土手の上に。
自然が時々見せてくれる見事な演出でした。


ニコンF6 80-400mm f16 オート フジクロームベルビア



2012年4月18日水曜日

もみじ

桜が散る頃のもみじは、若葉の繊細な緑と赤い実のコントラストが実に鮮やかです。
ましてや、それが雨の日となればその趣はさらに深くなります。朝からの雨で散った
桜の花びらが季節の味付けをしてくれました。


コンタックスAX 180mmF2.8 f2.8 オート フジクロームベルビア

2012年4月17日火曜日

山麓の池

池のほとりの桜に夕暮れが迫っていました。水面のさざ波がキラキラと輝いて、山の春
を静かに演出しています。対岸に小さく見えるのは山桜。まどろみを誘う暖かな陽射しに
少しずつ冷気が加わって来たようです。そろそろ引き上げ時です。


コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年4月16日月曜日

花筏に誘われて

春惜しむという季語があります。物の本によれば、春が過ぎ去る事を受け入れながら、なお
春を惜しむ(諦めながら愛しむこと)とあります。美しいものは時間とともに必ず失われてゆく、
だからこそ愛しむ。日本人が桜の潔い散り際を愛するのはそんな気持ちからなのでしょう。
花筏の下を泳ぐ鯉も花の終わりを惜しんでいるように思えました。


コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年4月15日日曜日

一所懸命に咲いてる

赤のコーナーの黄色いオジャマ花、おまけに一度踏まれて倒れたのです。それでも、
なんとか踏ん張って懸命に咲いているのです。けな気な花の春に拍手!



コンタックスAX 85mmF1.4 f8 オート フジクロームベルビア

2012年4月14日土曜日

ミツバツツジと

滝山公園は山の中に在ります。この公園は春はミツバツツジと桜、
秋には紅葉と彩りの豊かな、それぞれの季節を味わせてくれる、私
達写真を撮るものにとって、とても有難い所です。この日は生憎の曇
天で背景に空は使えないので山で桜を強調しました。

ニコンF6 80-400mm f11 オート フジクロームベルビア

2012年4月13日金曜日

春の小川

枝の下にポツンと咲いた桜の花の一群れ、暖かな春の陽射しの柔らかい光に小川の
みなもがキラキラと輝いています。春の訪れを実感するのは、やはり、桜の花でしょう
そこに、さらさらと流れる小川のささやきが加われば、これぞ、春。


ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年4月12日木曜日

松江城

今日の松江城です。満開の桜がそろそろ散り始めています。明日は雨になるとの事、今日
で盛りの桜は見納めになりそうです。城と青空と雲の形のコントラストがなんだかドラマチッ
クで、こんな撮り方をしてみました。


ニコンD700 24-120mm f11 オート ISO800

2012年4月11日水曜日

我里の桜

里で自慢の桜なのでしょう。とても大事にされているのがよく解ります。すぐ近くに菜の花
の畑を配して、配色にも気を使っておられ、さらに、遠くに霞む山が桜の花を浮かび上がら
せる役目をはたして、絵のような里の風景になりました。


ニコンF6 80-40mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年4月10日火曜日

水面(みなも)を

やっと、松江でも桜が満開になりました。松江城の堀川です。桜の下を二羽のマガモが
キラメキを残しながら滑るように泳いでいきます。いよいよ、春本番。心の浮き立つ季節
そして、出会いの季節。今日は爽やかな風が吹いています。



ニコンF6 80-400mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年4月9日月曜日

杉林を巻くように伸びた道が霧の中へ消えていました。霧は全てを包み込んで展開して
あたかも、夾雑物を取り除くフィルターの様に対象を浮かび上がらせてくれます。この日は
細かい雨が静かに降っていました。私の想念は道の向こうに漂っていました。


ニコンF6 24-120mm f11 オート フジクロームベルビア

2012年4月8日日曜日

モクレン

澄んだ青空のもと、木蓮が鮮やかな紫色を見せて誇らしげに咲いていました。
モクレンの別名はシモクレン(紫木蓮)というそうで、通常、単にモクレンと言え
ばシモクレンの事だそうです。白いモクレンは正式にはハクモクレンです。ハク
モクレンの方が10日ぐらい早く開花するそうです。


ニコンD700 24-120mm f11 ISO800

2012年4月7日土曜日

雲間から

ある日の宍道湖です。雲間からの陽射しが湖面で光る線となって輝いています。
出雲という地名の由来を考える時、湧き上がる雲を表わす言葉からとか、諸説ある様で
すが、いずれにしても、出雲地方にとって、雲は特別な意味を持っている様に思います。
雲間から光射す。遠く神話の時代に思いを馳せるにふさわしい光景なのでは。


コンタックスAX 180mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年4月6日金曜日

赤い影

赤い影の中を朱色の鯉がゆったりと泳いで遠ざかっていきます。薄曇りの柔らかな陽射し
に浮かびあがった姿が、私を幻想の世界に遊ばせてくれそうな、そんな、ゆったりとした
時間が流れてゆきます。


コンタックスAX 180mm f2.8 オート フジクロームベルビア

2012年4月5日木曜日

山陰地方によく見られる、重く、のしかかる様な雲の下で、一頭のヤギが黙々と草を食ん
でいます。草を食べる音が聞こえてきそうなほど、あたりは静寂に包まれています。まるで
時間が止まってしまったような不思議な感覚の中に私は佇んでいました。



コンタックスN1 24-85mm f11 オート フジクロームベルビア

2012年4月4日水曜日

たむしば

タムシバの花が一輪だけ咲いていました。よくコブシの花と間違えるのですがコブシの方は
花の下に葉が一枚あるのですぐに見分けがつきます。別名をニオイコブシと言い花に芳香が
在ります。また葉をかむと甘い味がします。蕾が漢方薬になり鎮痛、鎮静の効果があるそう
です。例年なら沢山の花が咲いているのですが、今年は寒い。


ニコンD700 820-400mm f5.6 オート ISO800

2012年4月3日火曜日

コブシ

今年も芽吹き始めた樹々の赤みが、徐々に濃くなっていく山のあっちこっちに、辛夷の
真っ白な花が目立つようになって来ました。まもなく、山桜も咲き始めて山は私が最も
好む季節を迎えます。


ニコンF6 80-400mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年4月2日月曜日

満開

梅林が満開を迎えて沢山の人が暖かい陽射しの中、散策を楽しんでいました。人々の姿は
梅の香りと色のの中に溶け込んでいくようでした。ここは三隅町梅林公園。南側斜面2haに
1000本以上の紅白の梅が植栽されています。ここはつつじも有名です。


ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年4月1日日曜日

龍王滝

滝山公園の龍王滝です。今年は寒い日が多くて雪が消えていても気温
が下がると、しぶきが凍る日が多かったようです。昨晩、NHKの番組で
「フローズンプラネット」のプロローグを見ていて、氷の世界に圧倒されま
した。その時、何故かこのしぶきが凍った滝を思い出しました。龍王滝は
岩の色が茶色のまだら模様で撮影には適さないのですが、この日は氷が
美しくて、空気がキーンと張りつめていたような気がしました。

ニコンD700 80-400mm f5.6 オート ISO1600