2012年3月31日土曜日

春が来た

詳しい場所は分かりませんが金城町周辺だったと思います。道を間違えて、たまたま、
出会った光景です。名の花と梅の取り合わせはまさに早春です。その中で農作業が始
まっています。この方は心にゆとりがあるのでしょう、春を演出して見せておられるのだ
と想います。


ニコンD700 80-400mm f8 オート ISO800

2012年3月30日金曜日

稲荷

伯太町にある正一位稲荷神社と、ごたいそうな名前のついた小さな神社です。
杉の大木の間から、少し傾いた日射しを浴びて白く輝く狐が、鎮座している姿が
見えました。出来たばかりの様で、古びた神社には、少し場違いな感じはしまし
たが、陽射しのラインライトに囲まれて、守り神としての存在感を誇示している様
に想いました。


ニコンD700 28-120mm f5.6 オート ISO800

2012年3月29日木曜日

谷間の畑の片隅で白梅の木が一本、ひっそりと満開の時を迎えていました。わずかに
傾いた日射しが降り注いで、梅の花を浮き上がらせていて、誇らしげに私を見てと梅が
語りかけているようでした。


ニコンD700 80-400mm f5.6 オート ISO800

2012年3月28日水曜日

新芽

嵩山に登りました。隣の和久羅山を頭、嵩山を体、御佛の寝たる姿に譬えて、松江では
親しまれている山です。寒さの続く中、久しぶりに暖かでした。山道の傍らの木々には、
新芽が目立ちはじめています。日射しに映える淡い緑が春を感じさせてくれました。



ニコンD700 マイクロ105mm 2倍テレコン 開放 オート ISO800

2012年3月27日火曜日

紅梅

やっと、庭の古木、紅梅が花をつけました。今年はとにかく遅い、花の開花時期が昔に
戻ったような気がします。この調子では桜の開花もかなりずれ込んで4月半ばでも花が
残りそうです。古木の梅は花が少ない故か、一輪一輪が際立って美しく、さらに、幹が
太くて所々に苔が付いた様は風情があって、先人が好むのもよく解ります。


ニコンD700 マイクロ105mm f2.8 オート ISO800

2012年3月26日月曜日

梅林

盛りを迎えた梅林、春の到来を知らせる花として今も昔も日本人に最も愛されて来た花です。
花見と言えば本来は梅が対象だったのです。梅は元々日本には自生せず、奈良時代、白梅が中国か
ら漢方薬(烏梅(うばい))としてもたらされたました。天平(てんぴょう)の頃、中国は日本に
とって憧れの先進国。梅の香りは中国文化の香りだったのです。ちなみに、単に梅と言えば
白梅の事で、紅の梅は紅梅(平安時代に渡来)と言って区別していました。


ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800

2012年3月25日日曜日

神木

須佐神社の裏手にある神木です。須佐神社は文字どうりスサノウの命を祭神とする
神社ですが、和歌山県に3社、広島県と福岡県に其々1社、同じ名前の神社があり
ます。スサノウの名が各地にあると云う事は、その子のオオクニヌシの別名が各地
に有ると云う事と同じ意味を持っているのでしょう。この杉は樹齢1200年と云われて
いて、地表に現れた太い根が苔むして、如何にも神の木という佇まいをみせていて
厳粛な気持ちになります。ちなみにこの木はパワースポットだそうです。


ニコンD700 24-120mm f16 オート ISO80


2012年3月24日土曜日

帰雁

帰雁は歳時記では春の季語で、秋、営巣のために渡ってきた雁が春になって繁殖地である
北へ帰る事を云います。ガン類は一度つがいになると一生離れることなく一夫一婦を守りま
す。多くは群れで暮らしますが家族の結びつきは非常に強いそうです。鉤状になって飛んで
いく様子は、その結びつきの強さを表わしていて古来から人々に愛されてきました。


ニコンD700 80-400mm f5.6 オート ISO800

2012年3月23日金曜日

サンシュユ

近辺を散策していると、そろそろサンシュユの花が満開になって来ています。
山茱萸は享保年間に朝鮮半島から渡来したもので、春先に黄色い花を咲か
せる事から、春黄金花(はるこがねばな)とも呼ばれています。また、秋には
真っ赤な実を付ける事から秋珊瑚の別名があります。この実は漢方薬として
用いられ、八味地黄丸に含まれる生薬の一つです。よく見ると小さな花が毬
の様に寄り集まって触れ合うことなく密集しているのです。縁起良さそう!

コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年3月22日木曜日

水仙

浜田海岸の水仙です。正式名称はニホンズイセンで地中海沿岸原産で日本には中国を
経由して室町時代以前にすでに入っていたと云われています。この日は比較的風が強く
て肌寒さを感じました。



ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800

2012年3月21日水曜日

益子焼の里にて

ずいぶん前になりますが、益子焼の里を訪れた事があります。うろ覚えですが、古民家を
利用した濱田庄司の記念館だったと思います。一枚板を敷き詰めた床と、自在鉤に掛けて
在る古びた鉄瓶と囲炉裏のたたずまいが、気に入って三脚を据えて長時間露光をしたので
す。そこへ偶然、人が通りかかりました。何かを暗示するような不思議な写真になりました。


コンタックスST 25mmF2.8 f16 オート フジクロームベルビア

2012年3月20日火曜日

堀川

松江城を囲む堀川を巡る堀川遊覧船です。今ではすっかり堀川の風物になりました。寒い
時期には炬燵が入って、アットホームな雰囲気で水の上から眺める、いつもと違う松江を味
わう事が出来ます。この日は冬独特の雲が空を覆っていて青鷺が飛んでいました。


ニコンF6 24-120mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年3月19日月曜日

夕陽の中で

夕暮れ迫る中で釣り船が何艘か浮かんでいました。このまま夜釣りでも
するのでしょうか、幸い、日本海にしては穏やかな波です。このまま待っ
ても、海は焼けそうにないので今日の撮影は終わりです。


ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年3月18日日曜日

霜纏って(姫踊り子草)

とても寒いのです。夜は明けていて周りは十分明るいのですが、まだ陽が当らないの
です。霜柱を全体に纏って寒そうなその姿はとてもきれいです。霜は冬の季語なので
すが、春先の急に冷え込んだ朝にしばしば見られて春の花を驚かせています。


ニコンD700 マイクロ105mm f2.8 オート ISO800

2012年3月17日土曜日

寒そう(ふきのとう)

霜を頂いたふきのとう、やっぱり寒そうですね。キンと冷えた朝、この日の明け方の月は
半月の一歩手前、一寸膨らんだ半月でかなり明るい印象でした。撮影時間は8時40分頃
西側の斜面で陽のあたるほんの少し前でした。食べると美味そう!


ニコンD700 マイクロ105mm f2.8 オート ISO800





2012年3月16日金曜日

馬酔木

アセビ又はアシビと読みます。枝葉に毒があり、牛馬が食べると足が麻痺して酔った
ような状態になるので馬酔木という字があてられました。この花も春を告げる花として
身近な存在です。

ニコンD700 マイクロ105mm   f2.8  オート ISO800

2012年3月15日木曜日

姫踊り子草

霜の降りた朝。陽が当たるとすぐに溶けてしまいました。光るのはその霜の溶けた水滴
です。姫踊り子草はヨーロッパ原産の帰化植物だそうです。この花も春の早い時期に花
を咲かせて、季節の訪れをいち早く教える地味ですがかわいい花です。陽射しは暖かい。


ニコンD700 マイクロ105mm f2.8 オート ISO800

2012年3月14日水曜日

ふきのとう

我家の庭(西向き斜面)でふきのとうを見付けました。出てから大分経っている様で食用
にはならないようです。ふきのとうのあの苦味は春の味ですね。私はふきのとうの顔を見
た時にこれで春になったと実感します。


ニコンD700 マイクロ105mm f2.8 オート ISO800

2012年3月13日火曜日

波濤

強い風の吹く中、鳥が一羽、平然として飛んでいます。岩に当たって砕け散った波が
しぶきとなる様を観ていると、力強さを、そして、次々とやってくる波は大自然の鼓動
の様に感じられて、全ての物が生きているのではないかと想ってしまいます。


ニコンD700 80-400mm f8 オート ISO800

2012年3月12日月曜日

美保神社

十六弁の菊花紋が四つ並んで見える珍しい拝殿です。美保神社は出雲国風土記
に記載されている古い神社で、祭神は左殿に三穂津姫命(みほつひめのみこと)、
右殿に事代主神(ことしろぬしのかみ)が祀られています。尤も、出雲国風土記では
祭神は大国主命と奴奈川姫命の間の子、御穂須須美命のみと記載されています。
現在は事代主神(恵比寿神)が主祭神になっており、全国えびす社3千余社の総本
社です。ちなみに、拝殿は昭和に入ってからの新営です。

ニコンF6 24-120mm f5.6 オート フジクロームビルビア

2012年3月11日日曜日

椿落ちて

杉苔の胞子体でしょうか、朝露を纏ってキラキラ輝いています。その向こうに椿の花が
一つ落ちていて、彩りを添えていました。草丈も少し伸びて、春の気配が野に満ちて来て
いるようです。城山公園での一コマです。


コンタックスAX マクロ100mmF2.8 開放 オート フジクロームベルビア

2012年3月10日土曜日

早春に

冬芽の林の中を一両編成の気動車がのんびり走っています。よく晴れて青空が広がり
冬芽は芽吹き初めてほんのり赤く染まっています。これからやって来る新緑の季節への
期待に胸躍らせながら目の前の長閑な光景に浸っていました。


ニコンD700 80-400mm f5.6 オート ISO800



2012年3月9日金曜日

冬芽(ぶな)

一見、紅葉した樹林の様に見えますが、ぶな林の冬芽が、少し傾いた、そんなに赤くない陽
に照らされて紅く輝いているのです。葉をすべて落として深い眠りに付いているよう見えて
実は冬に入る前にすでに春の芽吹きの準備をしている。そんな木々の逞しさ、伸びようとす
る確かな意志。高揚する心を抑えきれない想いになります。


コンタックスST 180mmF2.8 f4 オート フジクロームベルビア

2012年3月8日木曜日

冬芽(紫陽花)

近付く春を感じるのは花ばかりではなく、地味ではあるがこの冬芽に気付いた時の方が
より鮮烈な印象を持ちます。伸びようとする意志の力が冬芽の中に宿っている事を想うと
じっとしてはおられない気持ちになる事があります。


ニコンD700 マイクロ105mm2倍テレコン 開放 オート ISO800

2012年3月7日水曜日

藪椿

神社の裏手に藪椿の木が花を咲かせていました。細かい雨が降っています。
下には落花の赤が点々と。まるで人の手でばら撒いたようです。人影もなく、
音のない静謐な時間が流れていきます。


ニコンD700 24-120mm f5.6 オート ISO800

2012年3月6日火曜日

鏝絵

出雲市大社町鷺浦にある鏝絵の一つです。鶴でしょうか、惚れ惚れするような見事な細工
です。鷺浦は出雲大社の真北、日本海に面したかつての潮待ち港です。北前船が華やか
なりし頃、この港は北前船が何艘も停泊する重要な海の玄関口だったそうです。その為、今
でも重厚な造りの建物が多く残されていて、見事な鏝絵が数多くあります。


ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年3月5日月曜日

水滴

霧雨が止んで陽が射してきました。しべに付いた一つ一つの水滴が陽に輝いていて
しばらく見惚れていました。そこへ花弁から水滴が落ちて一瞬輝きました。その輝きを
偶然にもカメラは捕らえていました。そして、その後陽射しも二度と戻りませんでした。


コンタックスAX 180mmF2.8 f2.8 オート フジクロームベルビア

2012年3月4日日曜日

瑠璃唐草(オオイヌノフグり)

これが光線状態の良い時、素直にに撮影したオオイヌノフグリです。バックの赤いボケは
枝ごと落ちていた紅梅です。直径1センチぐらいの小さな花で、群生している事が多いの
ですがまばらに咲いている時は注意していないと見逃してしまいます。



ニコンD700 マイクロ105mm2倍テレコン 開放 オート ISO800

2012年3月3日土曜日

花落ちて

蝋梅の花も椿の花と同じように花弁がまるごと落ちるようです。あまり傷んでいない花が
結構多く見受けられます。地面では草の新芽がたくさん生えていて、その上に花弁が乗
る形になっていました。地面に有ってもその独特の光沢は美しく、新芽の緑と調和して季
節の変遷を象徴しているようでした。


ニコンD700 マイクロ105mm f2.8 オート ISO800


2012年3月2日金曜日

早くも蜘蛛が

小さな画面では分かり難いのですが、気の早い蜘蛛が巣を張っているのです。蝋梅の花
はすでに盛りを過ぎて、樹には枯れた花が目立ち、地面にはそのままの形で落ちた花が
多く見受けられます。確かに春はすぐそこまで来ているといっても、巣をかけるのは早
過ぎるる様な気がするのですが、この蜘蛛は早くも獲物の気配を感じているのでしょう。
米子市白鳳の里にて 2012.3.1

ニコンD700 80-400mm f5.6 オート ISO800

2012年3月1日木曜日

梅一輪

梅が咲き始めました。弥生三月、寒かった冬もどうやらこれで終わり。いよいよ花の季節が
始まります。枝の先に一輪だけ咲いていました。咲き始めの花は盛りの時より花が大きくて
凛として気品のようなものを感じます。


ニコンD700 80-400mm f5.6 オート ISO800