2011年12月31日土曜日

雪紅葉

鰐淵寺の初雪です。降り積もったばかりの雪の上に、ふわりと乗った紅葉の鮮やかな
紅が、雪の白さと包み込むような柔らかさを想わせるような、そんな光景でした。


コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2011年12月30日金曜日

初雪

初雪が葉の形に積もっていました。赤く見えるのはサザンカです。初雪にしては結構、
積もっているのですが、早くも陽が射してきました。この淡雪がまもなく溶けてしまう事
を思うとちょっと惜しい気がします。


ニコンF6 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア


2011年12月29日木曜日

赤い実を残して

残されたナナカマドの赤い実に降り積もっていました。ここは大山の大神山神社奥宮です。
大山は1300年以上前に修験道の修行の山として崇拝されました。718年金連上人によって
大山寺が創建されて一時は僧兵3000人を抱える大寺となりました。大神山神社は大山で
修行する僧の道場がその始まりだと云われています。
積もる雪が栄枯盛衰を語っている様な気がしました。

コンタックスAX 180mmF2.8 f2.8 オート フジクロームベルビア

2011年12月28日水曜日

鳥たちの宴

沢山の種を付けて枯れ残ったひまわり畑です。降り続く雪の中、乱舞しているのは
アトリの群れです。もっとも、チャッカリと雀も何羽か混じっているようです。ユーラシ
ア大陸の北部で繁殖して、日本には秋、冬に大群で渡って来ます。


ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2011年12月27日火曜日

ごちそう

残り柿が私たちにとって絶好の被写体であるように、鳥たちにとっては大切な食糧です。
この鳥はツグミです。もともとシベリア北部で繁殖する鳥で日本には越冬のために冬鳥と
して飛来します。以前は山陰地方でもよく見掛ける鳥で、開けた地面をちょんちょんと歩き
ながら虫などを捕食している姿はなんとも愛らしいものでした。最近は飛来数が減少して
いて、某女性マンガ家はツグミンと言う愛称を付けて見掛けるととても喜んでいます。


コンタックスAX 180mmF2.8 f2.8 オート フジクロームベルビア

2011年12月26日月曜日

残り柿

写真を撮りにあちこち歩いていると、殆どの柿の木に誰にも収穫される事もなく枝も折れそう
なほど沢山の柿が残っているのをよく見掛けます。私たち写真を撮る者にとっては絶好の被
写体なのでとても有難いのですが、昔はどうだったのだろうかと考えてしまいます。


コンタックスAX 180mmF2.8 f4 オート フジクロームベルビア

2011年12月25日日曜日

降雪に家一軒

この日も激しく雪が降っていました、横殴りの雪が電信柱にも私にも貼りついてきます。
電線の向かう先に雪に閉じ込められたような家がポツンと一軒。それでも、電線が繋が
っている、そこには生活がある!そう考えるとホッとしました。


コンタックスAX 85mmF1.4 f5.6 オート フジクロームベルビア

2011年12月24日土曜日

雪だるま

三瓶山の山麓にやって来ました。しんしんと降る雪は何もかも埋め尽くす勢いです。
そんな中、誰が作ったのか雪だるまが一つ、ポツンと残されていました。
凍りつく寒さの中、雪だるまに人の温もりの様なものを感じました。


コンタックスAX 180mmF2.8 f2.8 オート フジクロームベルビア

2011年12月23日金曜日

ファンタジー2

再び花回廊のクリスマスイルミネーションです。花を撮影する時に気を付けている事は
植物図鑑の様に説明、紹介になってはいないかという事です。花の姿を借りて、何かを
語る。物語を作る。そんな事を心掛けています。尤もこれは全ての被写体に通じる事ですが


ニコンD700 105mmマクロ 2Xテレコン オート ISO800

2011年12月22日木曜日

朝の営み

阿蘇外輪山からの阿蘇盆地の朝です。阿蘇には何度も訪れているのですがいつも、その
日本とは思えないスケールの大きさに驚きます。外輪山の大きさを実感するにつれ、噴火
してカルデラ地形になる前の阿蘇を想像するとワクワクします。



ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア50

2011年12月21日水曜日

茅葺の家

茅葺屋根と土壁の家は今では最も贅沢な建物でしょう。それでも、この建築方法ほど
日本の気候に適しているものはないでしょう。夏涼しく、冬暖かく、湿度も調整する。
屋根も壁も呼吸しているのです。最高のエコ住宅です。弱点は火災に弱いこと
この日はとても寒い朝でした。


コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2011年12月20日火曜日

霜解けの朝

朝日を浴びて一斉に溶けだした霜で地表付近が霞みました。木々にはまだ秋の名残が
朝陽に輝いています。ここは蒜山に近い岡山県の高原の農場の一角です。
私が訪れた時はまだ地表は霜で白く光っていましが、初冬の日射しは暖かでした。


コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2011年12月19日月曜日

初霜

大気がキンと冷えた朝、散策を楽しんでいると山茶花が霜の花を咲かせている姿に出会いま
した。そういえば昨夜はよく晴れていた。それにしても自然が作るアートは見事だ。



コンタックスAX 100mmマクロF2.8 f2.8 オート フジクロームベルビア

2011年12月18日日曜日

黄化粧の滝

滝のそばにあるイチョウの大木が、綺麗さっぱり葉を落として寂しくなった分
下のの岩は黄化粧をして、普段ちょっと地味な滝が華やかになりました。


コンタックスN1 24-85mm f11 オート フジクロームベルビア

2011年12月17日土曜日

木漏れ陽

渓流沿いの道を歩いていたとき、それまで曇っていた空から急に光が射してきました。
木漏れ日が立木の陰を写しだし、波を白く浮かび上がらせました。水底では落ち葉が
紅く輝いて晩秋の風情を語っています。




コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2011年12月16日金曜日

深山の秋

三段峡で出会った光景です。岩の上に厚く積もった落ち葉が華やかだった秋の終わりを
想わせて、寂寥感を感じながら振り返ると、周りには誰一人いません。こんな時に私に詩人、
俳人の心があれば気の利いた言葉の一つも浮かぶのですが、私はただシャッター切るだけ。




コンタックスN1 24-85mm f16 オート フジクロームベルビア

2011年12月15日木曜日

残秋の記憶

再び、赤目四十八滝です。長時間露光によってとらえれる流水の形状は偶然に頼る
処が大きいのですが、それでも、ある程度の予測をもとに構図を決定します。
流水の形で残る秋を、ほんの少しでも、表現が出来たのではないかと思っています。



コンタックスN1 24-85mm f4 オート フジクロームベルビア

2011年12月14日水曜日

秋の名残

落ち葉が岩に張り付き、清流を纏って残る秋を演出しているようでした。三重県名張市
にある赤目四十八滝です。修験道の聖地で奈良時代に役行者が、修行中に赤い目を
した牛に乗った不動明王に出会った所からその名がついたと云われています。



コンタックスN1 180mmF2.8 f4 オート フジクロームベルビア

2011年12月13日火曜日

里の秋

大東町山王寺の朝です。以前に比べて、近年の秋の訪れが一カ月以上遅くなった
様に思います。12月に入ってやっと里が色づきました。靄が陽に輝いて、遠くの紅葉
と手前の黄葉を強調してくれました。



ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア50

2011年12月12日月曜日

残秋

紅葉の盛りを過ぎた雨上がりのある日、訪れたのは鰐淵寺です。紅葉の盛りには沢山の
行楽客でにぎわう鰐淵寺も過ぎてしまえば訪れる人も稀です。
輝く水滴を纏った枝が残った紅を散りばめて、私に秋の終わりを感じさせてくれました。



コンタックスAX 180mmF2.8 f2.8 オート フジクロームベルビア

2011年12月11日日曜日

ファンタジー

先日久しぶりに花回廊を訪れたら、クリスマスイルミネーションがあっちこっちを飾って
いました。私はLEDの色では特にブルーが好きで早速、目についた花と組み合わせ
て遊んでみました。



ニコンD700 105mmマクロ 2倍テレコン オート ISO800

2011年12月10日土曜日

チビ猫達

この子猫たちは揃って、何を見上げていたのでしょうか。すっかり忘れてしまいましたが、
好奇心いっぱいのこの眼だけは印象に残っています。石畳の歩道にちょこんと座る姿は
自転車も通ったり、周りには人通りもずいぶんあるのですが、あまり気にしている様子で
はありません。きっと優しい人たちの多い町なのでしょう。


コンタックスST 180mmF2.8 f4 オート フジクロームベルビア

2011年12月9日金曜日

北国で

石狩川のほとりで出会いました。どこか異国のにおいを漂わせているような、例えば
シベリアの様なもっと寒い地方に住んでいたような、そんな印象を感じる犬でした。
長く伸びた影が私に様々な思いを語りかけてくるようでした。



コンタックスST 180mmF2.8 f4 オート フジクロームベルビア

2011年12月8日木曜日

ねらう!

この猫は何を狙っているのだろう。私の位置からは観ることはできなかったが、ジッと見詰
めるその眼は野性を思わせて、むしろ快い。




ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2011年12月7日水曜日

青い眼

今ではほとんど出会うことのなくなった、シベリアンハスキーです。青い眼、隈取りの入った
般若顔で見た目はとても怖いけど、とても従順で優しい犬です。触って見るとこれも見掛けと
違って柔らかな手触りで、これほど顔で損をしている犬はいないのではないでしょうか。
青い目でじっと見つめてくる姿を観るといとおしくなります。


コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2011年12月6日火曜日

お嬢様

カーテンに乗っかって窓枠に足をかけている猫に出会いました。顔になんとなく気品の
様なものを感じてこんなタイトルにしましたが、もちろん性別は分かりません。御転婆な
深窓の令嬢が顔を見せた、そんな印象を持ちました。



ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクローベルビア

2011年12月5日月曜日

ちび

この犬とは鬼太郎ロードで出会いました。しぐさがあまりにもかわいいので近寄りすぎて
しまいました。とても困った顔をしています。まだ子供なので対処の仕方がわからないと
いった感じです。鼻にしわが寄っているのは怒っているのでしょう。



コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア
 

2011年12月4日日曜日

留守番

半開きになった戸の陰で、この犬はうつらうつらしていました。横になって寝てしまえば
楽だろうに、この姿勢をずっと続けていました。時々、表が気になるのかちらっと薄眼を開
けると、またうつらうつら。きっとご主人の帰りを待っているんだろうな。



ニコンF6 24-120mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2011年12月3日土曜日

ぶすっ!

この猫も小伊津漁港で網戸越しに出会いました。よほどのいたずら猫なのか室内なのに
繋がれています。そう思って見るといかにもやんちゃそうな顔をしています。
ちょっと、不機嫌かな。

ニコンF6 24-120mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2011年12月2日金曜日

見えてるよ!

椅子の下に隠れている猫を見つけました。よく光る眼と舌なめずりをする赤い色が目立って
とても印象的でした。島根半島の小伊津漁港で出会いました。食事を終えた直後だったの
でしょう、穏やかな顔をしていました。



ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア


2011年12月1日木曜日

ショーウィンドー

最初に観た時、縫いぐるみかと思いました。それほどこの犬はマヌカンと一体化して
していました。よく見ると、時々、光る眼だけが、ちらちらとあたりを見回していました。
おかげでマヌカンの衣装が全く記憶にありません。



ニコンF6 24-120mm f5.6 オート フジクロームベルビア