2011年10月31日月曜日

川辺に萩の花が今を盛りと咲いていました。川面に映る建物のゆがみとのコントラストが
面白くて眺めていると、そこへ丁度、高校生ぐらいの女の子が通りかかりました。
倉敷の美観地区での撮影です。

ニコンD700  24-120mm f16 オート ISO800


11月1日~11月15日迄「秋の彩り」と題して小さな個展をします。


米子市角盤町 3-143-3 (角盤町SS内) 永瀬石油ミニギャラリー ☎0859-32-0388


2011年10月30日日曜日

下弦の月

松江の夕焼けです。空には下弦の月があり、夜景とのコントラストが幻想的で
想わず見惚れてしまいました。空の高い所に続くブルーのグラデーションが画面
を引き締めています。

コンタックスST  25mmF2.8 f11 オート フジクロームベルビア


2011年10月29日土曜日

大群落

大雪はチングルマの大群落がみられることでも有名なところです。特に旭岳周辺は
ロープウエイで簡単に登ることができるので、手軽なハイキングコースとして多くの
観光客が訪れるところです。山家としては複雑な思いですが。


コンタックスST 35mmF1.4   f11  オート フジクロームベルビア




2011年10月28日金曜日

姿見の池と旭岳

雪はまだまだ深く姿見の池は、わずかに水面を覗かせているだけでした。水の蒼は空の青
ではなく、もっと深い色で氷河のそれを思わせるものでした。

マミヤ645 35mmF4 f11 オート フジクロームベルビア

私事で恐縮ですが11月1日から15日まで「秋の彩り」と題して小さな個展をします。機会が
あったら覘いてやってください。

         米子市角盤町 3-143-3(角盤町SS内) 永瀬石油ミニギャラリー ☎0859-32-0388

2011年10月27日木曜日

チングルマ

チングルマが咲いているのは擂鉢池のほとりだと想います。奥に見えるのは旭岳です。
この花も高山植物を代表する花の一つです。花の散った後に立ち上がる白い穂が水滴
を含んだときなどは花より美しいと思うほどに、二度楽しめる花です。
この日は風もなく水面に映る旭岳とのコントラストが印象的でした。

コンタックスST 25mmF2.8 f11 オート フジクロームベルビア

2011年10月26日水曜日

コマクサ

高山植物の女王として名高い花です。他の植物が生育できない厳しい環境である
砂礫地を生活場所として選んだ美しい花です。
御嶽山、乗鞍岳、燕岳では腹痛の霊薬として修験者に取り尽くされたことがあります。
そんな悲しい歴史のある花でもあります。
この大雪のコマクサだけはウスバキチョウの食用になっています。

マミヤ645 80mmマクロF4 f8   オート フジクロームベルビア                      


  


2011年10月25日火曜日

残雪の大雪山

大雪山(たいせつさん)は、広義には大雪国立公園の事であり、表大雪、北大雪、東大雪、
十勝岳連峰迄、包含する広大な地域を指している。この場合は大雪山系と言われる事が多い。
本来は、旭岳を中心とする表大雪を大雪山と称しています。左奥の山が旭岳です。
南アルプスが山の大きさ、高さを誇るなら、大雪山系は北海道の山らしくその広大さににこそ
真価があります。私にとって、山歩きという言葉が最もふさわしい山です。

マミヤ645 80mmF4 f8 オート フジクロームベルビア

2011年10月24日月曜日

燕岳

北アルプスでは珍しい花崗岩の山です。その白く輝く姿は南アルプスの甲斐駒ケ岳に
似ていますが、こちらのほうが優しい山容をしています。露出した花崗岩の造形がとても
面白くて、歩くのが楽しくなります。


コンタックスST 35mmF1.4 f5.6 オート フジクロームベルビア

2011年10月23日日曜日

槍の朝陽

笠が岳から望む槍ヶ岳の朝陽です。笠が岳は槍ヶ岳の西隣の山稜のピークです。
槍が岳を開山した番隆上人は、笠が岳を再興した時に槍ヶ岳に如来の姿を観て
開山を決意したといわれています。
槍ヶ岳は天保11年(1841年)8月,番隆上人によって開山されました。

コンタックスST 180mmF2.8 f4 オート フジクロームベルビア

2011年10月22日土曜日

燕岳方面より槍を望む

燕岳から望む槍ヶ岳で、槍から見れば北東方向からの姿です。富士山はどこから望んでも
富士ですが槍ヶ岳は子槍と一緒に見えることが多く、山家にとってはこちらのほうが馴染みです。


コンタックスST 180mmF2.8 f8 オート フジクロームベルビア

2011年10月21日金曜日

槍ヶ岳

霧に霞む槍ヶ岳です。北アルプスを代表する山でその端正な姿は、本場アルプスを彷彿させるもの
で観る者を魅了する山でもあります。頂上からの眺望は素晴らしく、常念岳、大天井岳、燕岳、穂高
連峰、薬師、笠が岳、遠くは立山、剣、北アルプスの名だたる山が殆ど見渡せます。
ただし、頂上は非常に狭く、あまり長居をすると他の登山者の迷惑になります。

コンタックスST 35mmF1.4 f8 オート フジクロームベルビア

2011年10月20日木曜日

白馬岳大雪渓

白馬岳の雪渓です。とても人気のある山で夏山シーズン中は、この長い雪渓に行列が
出来ます。お花畑がたくさんありこの山の魅力の一つになっています。
前方に立ち昇る霧(山屋はガスと呼んでいる)が龍の様に見えて不思議な気持ちに
なったことを覚えています。

コンタックスST 35mmF1.4 f8 オート フジクロームベルビア

2011年10月19日水曜日

頂を目指して

北岳の頂を目指しています。画面下中央に霧を背景として登山者が見えています。
北岳は富士山に次ぐ日本第二の高峰で3192メートルあり、南アルプスの盟主です。
南アルプスにはスケールの大きい山が多く、三千メートルを超える山だけでも8座を数えます。
荒川岳、赤石岳、聖岳は私の憧れの山でチャンスがあれば登りたいと思っています。

   コンタックスST 35mmF1.4 f8 オート フジクロームベルビア

2011年10月18日火曜日

山歩き

先日蒜山に登って来ました。多少の急登はありますが稜線に出さえすれば楽しい
山歩きになります。中国山地の山は稜線が笹原か、芝生になっているところが多い
ような気がします。こんな所で日がな一日のんびりしたら気持ちが良いでしょうね。


ニコンD700 24-120mm f11 オート

2011年10月17日月曜日

朝日射す

朝日が少し高くなって霧が薄れてきました。大山山麓にある水田用のため池です。
稲刈りが終わると役目を終えて水が抜かれます。もともとはこんな小川だったのでしょう。
蛇行した細い流れに影が射して、遠くでは雑木の黄葉が季節を語る。そんな朝でした。


コンタックスN1 24-85mm f11 オート フジクロームベルビア

2011年10月16日日曜日

孤舟

日本海の夕暮れです。雲の隙間からさした光が水平線の近くを輝かせていました。
手前には釣り船が一艘。釣り人が一人竿をかざしています。
私はかすかな潮騒を聞きながらゆったりとした時間の流れに身を委ねていました。


コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア50


2011年10月15日土曜日

秋空に

青く高く澄み渡った空をバックに、燕が三羽電線に止まっていました。
ツバメは夏鳥として私たちにとって最も身近な存在でしょう。燕が軒先に営巣するとその家は
栄えると昔はよく謂れました。今でも信じているところが多いと思います。
まもなく、南へ旅立つ鳥たちの平穏な旅を祈ります。

2011年10月14日金曜日

日向ぼっこ

山からの黄葉の便りが聞こえだすこの頃、カマキリは動きが鈍くなり色も緑から茶色に変わります
すべての仕事を終えて、あとは消えゆくのみと悟っているのか、私が撮影のために20㎝程度に
近付いても顔をこちらに向けるだけで動くことはありませんでした。
秋晴れの空に爽やかな風の吹く草原を歩く二人とのツーショットは印象的でした。

コンタックスRX 18mm f16 オート フジクロームベルビア50

2011年10月13日木曜日

流れに

小川の流れに憩うアキアカネです。私はテレビの海外の紀行番組が好きで度々見るのですが、
水の流れに関しては、日本に生まれてよかったと想うことが多いと思っています。豊かな森に
恵まれていることを忘れてはいけないのだとも。


ニコンD700 マイクロ105mm 2Xテレコン 開放 オート

2011年10月12日水曜日

赤とんぼ

小さな山を歩いていると薊の花の上に赤とんぼがちょこんとのってっていました。あわてて、
あたりを見回すと数匹の赤とんぼが羽を光らせながら舞っていました。今年もアキアカネの
季節が来たんだなと実感しました。


ニコンF6 24-120mm 開放 オート フジクロームベルビア50

2011年10月11日火曜日

お祈り

もう一枚羅漢様です。この羅漢様は立久恵峡にある五百羅漢のうちの一体です。
にこやかに天に向かって祈りをささげる姿は、私にはどう見ても子供にしか見えません。
羅漢は仏弟子の解脱者であってあくまでも人間ですから、身近な存在なのでしょう。


ニコンD700 24-120mm f5.6 オート

2011年10月10日月曜日

密談

同じく石見銀山の五百羅漢です。こちらではひそひそ話をしているようです。上のほうでは
その話に聞き耳を立てているような羅漢様が。ここまで人間臭くなるとちょっと疑問が。
どうも作者はよほど羅漢様を身近な存在にしたかったようです。



コンタックスAX 35mmf1.4 f4 オート フジクロームベルビア50

2011年10月9日日曜日

笑ってる

石見銀山の五百羅漢の中の一体です。羅漢は仏弟子の最高位だそうですから
菩薩と違って人間臭い顔をしておられるのでしょう。この羅漢様は頭を掻きながら
笑っておられるのが印象的でした。なお、現在は撮影不可です。


コンタックスAX 85mmf1.4 開放 オート フジクロームベルビア50

2011年10月8日土曜日

秋海棠

世界遺産石見銀山で撮影したものです。石の太鼓橋のの向こう、画面左上の岩山
をくりぬいて五百羅漢が安置されています。小川に降りる石段の下に秋海棠の花が
ひっそりと咲いていました。


コンタックスN1 24-85mm 24mm オート フジクロームベルビア50





2011年10月7日金曜日

秋桜

先日、大山に遊びに行きました。とても良い天気で暑くも寒くもなく風も爽やかでした。
キタテハでしょうか、コスモスの花から花へあっち行ったりこっち行ったり。遠くの山は
青くかすんで。めったにない好天気に感謝。


ニコンF6 80-400mm 300mm絞り開放 オート フジクロームベルビア50

2011年10月6日木曜日

稲はで

稲はでに雀たちがやってきて食事をしていました。おおらかな性格なのでしょうか、普通
網をかけて防ぐのでしょうが何もせずにほったらかしです。きっと優しい目をした人だろう
そんな想像をしながらシャッターを切りました。



ニコンD700 80-400mmf4.5-5.6 400mm絞り開放 オート

2011年10月5日水曜日

実りの頃

島根県の仁多米の本場、馬木の棚田です。私にとってはいつまでも残ってほしい日本の
風景です。幸い、仁多米は全国ブランドで需要の高さを反映して休耕田は見当たりません。



ニコンF6 24-120㎜ f8 オート フジクロームベルビア50



2011年10月4日火曜日

収穫の秋

水田のある風景はいつ見ても心和むものであり、故郷のようにいつまでもそこに在り続けて
ほしいと想うのは私だけでしょうか。画面左の奥のほうでは稲はでと、今ではあまり見掛けなく
なった稲刈り機で刈り取りをしている人が、画面右の遠く方では稲はでを組み立てている人達
が小さく写っています。

2011年10月3日月曜日

マンジュシャゲ

いろいろ言いましたがそれでもこの花は美しい。燃えるような赤、天に向かってすっと伸びあがる
ような姿。天上に咲く花という意味の曼珠沙華という名前がふさわしい花だと思います。
先人が飢饉の時の非常食の一つに選んだのはこの美しさの故だと、この花を見ているとそう感じます。

2011年10月2日日曜日

彼岸花

彼岸花にはたくさんの異名があります。最も有名なのは曼殊沙華そのままの意味にとれば
天上の花、ひどいのになると死人花。あまり近付きたい名前ではありません。さらに、球根
には毒があるということで人々を遠ざけていたようです。それなのに、田の畦や墓など人家
近くに多いのはなぜなのでしょう。また、この花は自然に増えることはなく人の手によって、
増やされて来たようです。球根は水にさらせば食べられるそうです。どうやら、先人は飢饉
の時の非常食料として考えていたようです。

2011年10月1日土曜日

夕照の十勝岳

夕日に染まる山稜は美しいけれどどこか物悲しい気持ちになります。私は山が好きであっち
こっちの山に登って来ました。それも単独行が多く、深い山の中で山のむこうに沈む夕陽に
一時高揚した心が醒めて一人物思いに耽ることが多かったせいでしょうか。